Archive for the ‘おすすめ本’ Category

さて、4月もすぎ、なぜか今頃になって評価シートやら、目標設定などをすることもおおいのではないだろうか?
私は、2ヶ月に1冊くらいはプログラミングとは関係のない本を読むようにしている。

そこで、なんかしっくりくる言葉さがしをしているような気もする。
そして、今回は、「コラボレーション」という言葉をこの本から。

さて、読んだ本は、下の本だが・・・

そこで、「co(= together) + labor 」 つまり、「ともに生み出す」という意味だと紹介しており、今後、生産者と消費者がともに生み出す技術力が大切だと紹介している。

これを読んで、私は別のことを考えた。
はじめに戻るが、よく、「コミュニケーション能力の向上」などのような目標項目があるが、
多くの人は「コミュニケーション」とは何を指しているのだろうか?「分かち合うこと」、それは同情を求めているのだろうか?こちらの事情も理解してくれよ!と。
だったら、こちらの事情も理解できる「コミュニケーション能力」もほしいのだけど・・・と思ってしまう。

ある人は、「俺は部下と週末にゴルフに出かけて、コミュニケーションをとっているのに、君は休みの日に何をしているのだ!」と怒られたこともあったが、
コミュニケーションの意味をはき違えていると思うし、仮にはき違えていないと100歩ゆずっても、休みの日の行動までとやかく言われたくはない。

このように、「コミュニケーション」とは何か?を共有するだけでも、難しい。
でも、これを「コラボレーション」に置き換えたらどうだろうか?

まさか、コラボレーションを週末の一緒のゴルフにはき違える人はまずいないだろう。
先ほどもcollaborationは、co + laborが語源だといったが、laborといったら、「労働」だ。まあ、この場合は「生み出す」という意味らしいが、それが転じて、「労働」になったわけだと書いてある。

つまり、仕事を通して必要なのは、「コラボレーション」だろうと。

そして、これは私のイメージでもあるが、コミュニケーションといえば、同じ価値、同じ力、同じ情報を共有する力。の意味合いが強いと思う。
でも、異なる人が同じ物とそのとらえ方を共有する必要が、それほど重要だろうか?

「コラボTシャツ」という言葉がある。
この言葉を見て、
アシックスとアディダスがコラボして、Tシャツを作ったんだよ。はあまりぴんとこないし、魅力もそれほど感じない。
(もし、本当にあったらすいません。)

でも、ガンダムとユニクロがコラボして、Tシャツを作ったんだよ。
は、やるなーと思ってしまう。
ガンダム好きには、「ガンダム」のTシャツ。ユニクロ好きにはガンダムがプリントされた「Tシャツ」だ。
価値観によって、主と従の関係が逆転する。

「ガンダム」と「ユニクロ」が同じ価値観を持っているとは思えないし、むしろ、全然関係ない気がする。
でも、「アシックス」と「アディダス」はそれに比べれば、かなり同じ価値観を持っているだろう。

つまり、「コラボレーション」とは、お互いに価値観を理解し合う必要はない。
むしろ、価値観が違う物どうしが同じものを共有するから、新たな価値が生まれる。

職場でも同じではないだろうか?

部長と、部下が価値観を共有できるだろうか?
経営者と従業員が同じ価値観を共有できるだろうか?
だいたい、同じ情報すら持っていないのに、ありえない。
そこで、同じ価値観の共有はあり得ない。

だったら、はじめから共有できない前提でも、ことが進む「コラボレーション能力」という言葉を使った方がよりいい気がする。

そして、この本でも言っていることだが、今までは、「作られた価値の提供」から、「未知の価値創造の共有」へと時代が移り変わっている。
だから、「コラボレーション」なのだと。

まあ、単に言葉を入れ替えただけととらえることもできるが、
そう入れ替えることで気づくこともあるのではないでしょうか?

それと、この本には「ロバストな技術」という言葉がある。
ロバストという言葉自体、私はよく使うが、周りには使っている人をみたことがないので、ちょっと、安心。

さて、年末によんだ、「ザ・ゴール」と「ザ・ゴール2」がなかなかおもしろかったので、
今回は、その第3弾の話だ。
たしかに、この「制約理論」は面白い。

「チェンジ・ザ・ルール」、「ルールを変えろ」とは・・・あまりにも、正論すぎやしないだろうか?
今まで、この手の本といえば「信じれば変われる!」とか「あなたが変われば、周りが変わる」とか、とにかく、宗教じみた論調で読者を説得しようとしていたと思うが、この「制約理論」は、こういう問題を真っ向から、「理論」「理屈」として取り組もうとしているところが面白い。

今回は、舞台がERPのソフトウェア会社ということで、ソフトウェアを携わる人間としては、非常に親近感がもてて読めた。
そのためなのか、3冊目という事だからか、「ザ・ゴール」・「ザ・ゴール2」を読んでいて感じた違和感がなく、「おっ、始まったな」という感じで読めた。

ストーリーの概要は、amazonの「商品の説明」を読めばわかる事なので、ここでは記述しないが私が持っていたいくつかの疑問や、感じていた事が少しわかってきた気がした。

ちょっと話はそれるが、自分がいつも気にしているのはこういうことだ。と周りに話してきたことがある。

ある娘と、お母さんがクリスマスにだす七面鳥を調理していた。そこで、お母さんは七面鳥を半分に切って、2回に分けてオーブンに入れて調理をしていた。そこで、娘は疑問に思ってお母さんに聞いてみた。「なぜ、七面鳥を半分づつにして焼くの?」
お母さんは「昔からそうやっていたのよ。なぜかしらね。きっとそっちのほうがおいしくなるんじゃないかな?おばあちゃんに聞いてみたら?」
そこで、おばあちゃんに娘は聞いてみるとこう答えた。
「昔はオーブンが小さくてね。半分にしないと入らなかったのよ。」
と。。。。

この話をどこでいつ読んだのか忘れたが、確か学生の頃かもしれない。
でも、働き出して、特に「製品」という枠組みの中でソフトウェアを作りだすと、このようなことを疑問に思うことが非常に大切だと思ってきた。

だが、なぜそれが大切なのか?きちんと説明してくれ。と言われたら言えない。

また、もうひとつ、「製品」を作れる会社と作れない会社がある。
技術的にそれほど違いがない。ただ、作れる会社では「カスタマイズ」をやたらめったらしない。
それが、どうしてできるのか?もしくはそれがどうしてできないのか?

(まあ、私も、営業・周りのエンジニアと戦った。なぜ、できることをやってくれないんだ!協力してくれない!と何度クレームを言われたことか。)

私の中では「やらない」という制約がある中で、考えたほうがよりいい考えができるという程度しか認識がなかった。(人は制限という中から新しい発見をしてきたのだから・・・)

でも、この本を読んでもうちょっと、「理論的に納得がいく」形で理解ができた。

まず1つめは、この本の中ではこんなセリフがあった。(ちょっとかいつまんで・・・)

「新しいテクノロジーを導入するという事は、そこまでそこに限界があったという事を意味する。その限界と長い間、共存してきて、それに合わせて習慣・評価尺度・ルールなどを作ってきた。
そして、新しいテクノロジーを導入して、限界が軽減された。そうすると、それまでの習慣・ルールが今度は限界を課すことになる。」

なーるほど。これは確かに。
つまり、先ほどの七面鳥でいえば、「大きさ」という限界があったが、大きなオーブンにして限界を取り除いていたのに、それを習慣として受け入れたお母さんの考え方自体が制限を生み、結局、オーブンを大きくしても、小さくしても変わりない。
それどころか、「システムの良い提案は、システムにしないこと」などと比喩されるように、この制限をそのまま考えていたら、大きなオーブンのために余計に電気(お金)がかかってしまう。

つまり、システムで制約が限界であったとき、それを取り除いたら、取り除いたようにルールを変更しなければ、限界を取り除く前より、価値(パフォーマンス)が下がるときがある。という事だ。

2つめ。ここの本の会社は、TOCを利用し大成功をおさめた。そして、他の会社が内情を知っても他社は真似できないだろうとこういうのだ。それは・・・

「たとえ我々のプログラムの中身を彼らにコピーさせたとしてもすぐにあれも、これもと機能を追加し始めるに違いない。現場での使い勝手など一切無視だ。」

エンジニアとして技術がついてくるとつい、顧客の言ったことに反応しあれこれと答えてあげてしまう。つまり、カスタマイズしてしまうのだ。
これは、実際に売っているほうとしても顧客が言ったことが、すぐに回答できて気持がいいことだろう。

しかし、先ほど言ったように、「限界をなくす」=「ルールを変える」が必要になってしまう。
じゃないと、技術で成功しても、顧客に成功はない。

これができるのは、私が考えられるのは2つ。
そして、この本でもほぼ同じことを言っていると思う。

1)そのルールや習慣が変えられるほどの衝撃的なテクノロジーの進歩を伴ったツール。
最近ではインターネットなどはその典型的な例だろう。
したがって、その進歩に乗っかっていけば、ある程度は「ルール」などといった面倒なこととは表面上は付き合わなくて済む。それに、派手でカッコ良くもあるので、見栄えもいい。

2)自らルールを変えるための手法と論理を持ち合わせ、そのために自己改革ができる組織。
つまり、このTOCを実行できるとなるわけだ。(まあ、そのために書いた本なのだから当たり前なのだが・・・)

ただ、テクノロジーが、あまりにも人の理解を超えて進みつつある。
そして、限界になっていない限界を破ろうとやっきになっている感もある。

今のIT企業は(1)を目指して頑張っているのかもしれないが、この不況になってみて成功している会社は(2)の会社ばっかりという気がしてくる。

じゃ、どうして、「簡単ですぐできること」がみんなできないのか?

「単純」=「簡単」=「楽」
「複雑」=「難解」=「たいへん」

という呪縛や思い込みから人は逃れられないからじゃないだろうか?

人間にとって一番いやなことは、「苦痛」や「苦労」ではなく、「自己否定」を伴う行動が一番いやらしい。

「複雑」で「難解」そうな問題がシンプルかつ楽に解決できたら、それは今までの自分が「無能」であることや、やってきたことが「無駄」であることを認めなければいけなくなる。
こんな、自己否定は誰だっていやだ。

本の紹介:「ザ・ゴール1・2(企業の究極の目的とは何か・思考プロセス)」

年末年始に、上記本を読んでみました。といっても、3日ぐらいでこたつにはいって読み切りました。

まあ、年末年始くらいはあまり読みそうにない本をあえて選んでみることにし、
以前、本屋でたくさんならんでいたのを思い出し、これらの本を読んでみることにしました。

ストーリーとか、内容とかは他のサイトでも、Amazonでの批評などでもわかると思いますので、
ここは、あるいちIT技術者として読んだ時の感想とでも述べたいと思います。

まず、1のほうの内容(理論)はまあ、考え方が体系化されて説明されてはいますが、
普段、このような思考をめぐらせて仕事をやっているので、それほど新鮮味は感じませんでした。
それと、舞台が製造業なのでちょっと、違和感があるといえなくもありません。
しかし、1の話がわからないと2の話につながらないので、さらっと読んだほうがいいというレベルでした。

2では、製造プロセスの改善というストーリーから、思考プロセスの改善という方向へすすんでいきます。
したがって、より広い範囲で適用可能ということで、内容も具体的なことから抽象的な話へすすんでいきます。

この2も技術者として読んでいくとそれほど新鮮味もないのですが、
これが「マネジメント」「マーケティング」という分野に向けても書かれている内容なのです。

しかも、これがそれらの分野の人たちには「新鮮」というじゃありませんか!
もちろん、理論自体が新しいということではなく、現在の人がその発想を知るということが新鮮という意味です。
ですから、本屋さんの目立つ棚にあったわけです。

でも、先ほど言ったように、考え方(思考の癖とプロセス)はもともと、
科学者などがやってきたアプローチをもとにしているのですから、
それは、技術者である私がなじみやすいと思ったのもうなずけると思います。

その証拠に、たとえば「アルゴリズムを作るための思考プロセス」、「システムのボトルネックを見つける思考プロセス」
なんてような本が技術書の棚で目立つようなところにあることはないと思います。
「プロセス」自体の説明はありますが、プロセスを作るためのプロセスまで説明はたいていしません。

したがって、技術者たちはこのような思考プロセスをすでにもっていることを前提に、
ほとんどの本が記述されているだとおもいます。

ようは、私がこれらの本をよんでちょっと新鮮に思ったのは、

1.「マネジメント」「マーケティング」に関しての思考プロセスはすでに技術者のほうが理解できている。
2.コンサルタントや経営者・管理者などと、「思考プロセス」がことなるからわかりあえないなんてことはない。

ということです。
でも、実際、管理職や経営者から理論的思考に基づいた話を聞くのはまれなのです・・・・
(だから、コンサルタントからこのような理論をまとめてもらう必要がでているのでしょうが・・・)

これは、「思考プロセス(という文字)」が「理系」だからではないでしょうか?
なぜか、日本人(以外はしりませんが・・・)は、事を「理系」か「文系」かに分ける人が多くいます。
そして、このように分ける人は、「理系」と「文系」はお互い侵食しあわないようにしている風潮があります。

したがって、「文系」と自負する人間はこの「理系」な異物を拒否するのではないでしょうか?
同様に自分が「理系」と自負する人間も「マーケティング・経営(政治)」とかの「文系」な異物を拒否するのでしょう。

このような考え方を持っている方が広く人の上にたってもらうには、
中高時の「理系」「文系」という人の2極化による分離をやめれるようにすればいいのかなと思いました。

私も高校なんかの時には、「文系」と言われることはまったく勉強しなくてもいいとおもったほどですし・・・

ようは大学入試至上主義から来ているのかなーと思った次第です。

せめて、「文学系」、「芸術系」、「工学系」、「理学系」・・・なんて別れていて、
2つぐらい選ぶようになっていれば、もうちょっとましになったかなーなんて、思ったお正月でした。

今回もちょっと本の紹介です。

この本は、実は以前、同じ会社で二人三脚でサイト向けパッケージやら、携帯ASPやらを立ち上げた時の知人が書いたものです。
「モバイルマーケティングを活性化する 企業携帯サイトの構築」なんて名前がついていますが、
要はサービスを考える上でのマーケティングの考え方をどのように実現するか?という事を、
変化の早い携帯という世界で物事を考えると、今と昔というのを対峙しやすいというというとらえ方で読んでいただければ、
「携帯」に関係がないという方でも読んでいただけるでしょうし、また、携帯を持っている方が、携帯でどのような情報を入手し、
また、企業はどのような情報を提供しているか?という視点で見れば、携帯というツールを使って、どのように消費者の意志決定が変わってきているか?ということを知る手がかりにもなると思います。

もう一つは、どのような企業体質を作ると企業携帯サイト(つまり、システム)が作りやすく、また、成功しやすいか?なども盛り込まれています。

この手の話はエンジニアたちはすでに実感し知っており、(当たり前といえば当たり前で、)
SIなどをやっていても、ミーティングでは企業ルールを変えられないか?ということを、効果と金額の面から含めてコンサルをして、間接的ではあるが、企業の体質の変化に意見を出してきているわけです。にも関わらず、いざ、社内の事となると、全く、その実績や効果を持ち帰ることができず、結果、弱い企業体質になってしまうなんてことも実感していると思います。

なぜか、他社の企業体質(効率化)のコンサルをやっている人たちに対して、自社の経営者・上司たちはそのフィードバックを求めない不思議な世界です。(せっかく、失敗、成功の逸話があるのに・・・失敗なんてお金もらってしてるんだから、これほどおいしい話はないはずなのに・・・)
さて、エンジニアたちはその必要性があると認識して、伝えたいとしても、それを表現する時間や、伝える言語がよくわからない。
という事があります。
そんなときに、この本は部分的にではありますが、それらの意見を代弁してくれると思っています。
是非、見かけたら手にとって見てください。

今回はちょっと本の紹介。
携帯電話のタグを記載したマニュアルは最近多いが、
スタイルシートを適用した結果、ドコモ、AU、ソフトバンクでどのように表示されるかを示したリファレンス本である。

非常に細かく記述されており、どのスタイルがドコモ、AU、ソフトバンクで利用できるか、利用できないかの表があり、
また、それぞれのタグでキャリアごとに気をつけなければいけない点も記述されているので、
リファレンスでは見落としがちな注意事項も、きっちりカバーできている。

前半は、一般的な携帯サイトを構築するためのノウハウを記述しているが、後半から実機(とおもわれる)
でのXHTMLの表示ものせてあり、いまどきの携帯サイトをXHTMLで作成するにはぜひ手元に置いておきたい本の一冊だと思われる。

ただ、最初の最初は携帯向けXHTMLの成り立ちなどから記述されており、後半は実際のXHTMLの書き方であり、
ちょっと、前半と後半で読者の対象が異なる気もするが、なんとなくXHTMLのコードを書いていた人には、
基本も学べるのでこれを機に基本を再確認するといいだろう。

補足だが、ドコモ向けのXHTMLの場合、以下からサポートしているスタイル一覧が見れるので、
こちらも併せてみれば、現在ドコモ向けを基準に考えるならば十分だと思う。

こちら

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